【浮気の修羅場】素直に浮気を打ち明けて許されるのはリンカーンだけ
2013年12月に交際期間5年で発覚!20代後半女性の経験談
浮気した彼氏との出会い
彼氏は4歳年上で、私が中学生の頃、同じ中学を卒業済みだった彼が部活の後輩の様子を見に中学にしょっちゅう来ていたことが出会いでした。最初は中学生と高校生という年の差もあり、恋愛関係にはなりませんでしたが、私が高校2年のときに、彼の大学での悩み相談を受けているうちに次第にお互い支え合うのが当然となり、自然とお付き合いを始めました。男子校に進学していた彼は女性に対する免疫というものがあまり無く、私が初めての彼女だったそうです。
浮気を疑いだしたきっかけ
付き合い始めてから5年、私も就職し、毎日忙しくなかなか会うことが出来なくなっていた頃、次第に連絡が減っていきました。彼も大学生活が忙しいのかな、資格を取るという話もしていたし、忙しいんだろうな。と思い、しばらくはそっとしておきましたが、冬が近付くにつれ連絡が2週間くらいに一度あるかないか程度の頻度にまで落ち込みました。夏頃、「女友達が数人出来た。特にTという女子と仲がいいんだ。よく遊ぶよ」というメールが来ていたので、ほんの少し彼を疑うようになりました。
[AD]
浮気発覚の決め手「本人からの告白」
ある日、仕事が終わって携帯を見ると、久々に彼からのメールが入っていました。
内容は、「仕事が終わったら会えないか」とのことでした。
会うのは2ヶ月ぶりでしたので、「もちろん、今すぐ行くよ」と返信しました。
彼の家の近くで待ち合わせ、急いで待ち合わせ場所に行くと、彼が突然頭を下げました。
「ごめん。
同期の子と寝た」話を聞くと、どうやら同期生の女子が家庭事情の悪さや精神の病気などをにおわせて同情を得ようとする「可哀想な子」(言ってしまえばメンヘラ女です)で、放置したら可哀想だと思って放っておけず、彼女の「寂しいから手をつないで」「寂しいからハグして」などの要求を突っぱねることができないまま、要求はセックスにまで至ったとのことでした。
それも、一度だけの過ちではなく、3?4回の関係を持ったそうです。
その話を聞いて、私は「その相手は、よくメールで言ってたTさんなの?」と思わず問い詰めました。
けれど、彼の口からこぼれたのは、知らない名前でした。
知らない女だというのはまあ当然のことです。
私は彼の大学の学友にはほとんど会ったことがありませんでしたから。
しかし、彼は「俺には彼女がいる」と公言していましたし、私は彼の大学の学友の何人かに会い、彼女として紹介されていました。
そんな、学内で公的に「彼女持ち」である男性にハグやセックスを要求する人間が存在するんだ……と、呆気にとられてしまいました。
その後の関係は「結婚しました」
「もう二度としない、裏切らない。
お前が一番大切だ、じいさんばあさんになるまでお前と一緒にいたい」という、浮気の釈明の場にも関わらずプロポーズもどきの発言をする彼に笑ってしまい、「許すかどうかはこれから考えます。
ただその言葉を信じて、交際を継続しましょう」と返事をしました。
浮気相手は他の男性にも同じことをして関係を持っていたようで、「自分は都合のいい男として遊ばれていたんだ」と気付いたようです。
浮気相手は、多数の男性と関係を持ったことが周囲にバレて居づらくなったのか、就活もせず、卒業前の夏にそっと自主退学していました。
そして一昨年正式なプロポーズを受けた後、もう一度彼に問いかけました。
「もし、また「可哀想な放っておけない女の子」が目の前に現れて「寂しいからセックスして」と言ってきたら、あなたはどうするの?」と。
すると彼は、浮気の釈明の時にも流さなかった涙をこぼし、「本当に酷いことをした。
もう二度と君を裏切らない。
君と一生を生きていきたいから、そんな誘いには絶対に乗らないことを約束する。
君のことが何よりも大事だから、絶対に裏切らない」と約束してくれました。
長い間、浮気をされたことは胸に棘のように刺さっていて、正直に言えば今でも忘れることはできません。
事実、浮気をされたのです。
ですが、この涙を見て、許そうという気持ちになりました。
何があっても涙を見せたことがなかった彼の本気の涙と謝罪を見て、ずっと彼を疑い続け、浮気を許すか許さないかの答えも出さないまま、許したフリだけをして、彼を5年も騙していた自分を恥じました。
彼は「浮気をしたこと」、私は「表面だけ許したふりをして本当は許していなかったこと」をお互いにきちんと謝り、改めて二人で一生を過ごそうと約束し、結婚しました。
今現在恋人の浮気を疑っている人にアドバイス
浮気は心の殺人です。
許せないのも当然です。
私も5年間彼を許しませんでした。
他の女に触った指で触れられるのも気持ちが悪い。
そう思うのも当たり前です。
心を殺されたのです。
恋人に心を殺されたなら、その後きちんと心を救ってもらわない限り、許さなくていいのです。
私は彼に心を救われたので許しましたが……疑っている段階でも、できれば、腹を割って話し合ってください。
何もなければそれでいいですし、疑いが現実に変わってしまったのならば、それを許すか許さないか、ゆっくり考えてください。
あなたの人生を決めるのは、あなただけが持つ特権なのですから。
コメント